「鹿島のカバ」とファンから呼ばれてるDD901について調べたことを、まとめてみましょう。
1956年(S31)に日本車両で試験機として製造され、翌年国鉄に貸し出されDD42として 1年間試用されたあと返却された同機を常総筑波鉄道(現関東鉄道)が購入しました。 当初は常総線で客貨の牽引機として使われたあと、関東鉄道の子会社でもある 鹿島鉄道(当時は鉾田線)に1974年(S49)へ移籍しました。 ロッドを駆動しながら丸みのおびたユニークな車体でジェット燃料輸送の任に就いていましたが 1987年(S62)DD13型のDL増備に伴い廃車されました。 その後常陸小川駅構内に留置されてましたが2000年10月の鉄道記念日に塗り直しされ 静態保存機として現在に至ってます。 近年、ファンや有志の方々が清掃や、錆が出てきたロッドを磨いたり台車枠を塗り直して メンテナンスを施しました。その際、台車枠は白から現在の塗色になりました。 ナンバープレートは石岡よりのラジエターグリルにしか付いてません。 キャブのナンバープレートや社章は盗難防止の意味もあり外しているのでしょうね。 昔、貨物扱いをしていた貨物ホームの古い上屋からDD901を望むと 貨物列車全盛の頃の当時の賑わいが感じられ、どこか懐かしさを覚えました。
by nanbu-sl
| 2005-06-22 13:56
| 鉄道風景
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