2002年にKATOよりNゲージ蒸機プラ完成品としては国内初のFW搭載で発売されました。
当時はレイアウトを解体して鉄道模型を休止していた時期でしたが 将来の復活に向けて好きな蒸機だけは、購入を継続していました。 ▼ハンドレールはKATO製蒸機としては初めてモールドではなくユーザー取付の別部品です。 スケールは1/150に近く全長はマイクロ製とほぼ同じですが、ボイラーが太く造られてますね。 煙室部分を艶消し塗装で塗り分け、モールドもシャープな仕上がりです。 スポーク抜きの黒色動輪やスポーク先輪やロッドのディテールはマイクロより一段上の感じがします。 動力ユニットを火室内に納めてますので、キャブにバックプレートを表現してリアルなイメージに そして全体的なプロポーションはキューロクのイメージを損なわずに仕上げてます。 ファインスケールのマイクロ製やシャープなKATO製、どちらもキューロクとしては秀逸だと思います。 走行性能はFW搭載でドロップ・フォージングで造られたロッドのスムーズな動きは魅力的です。 前部、後部のヘッドライトも低速より明るく、以降発売予定されているC62やC59・60には この動力ユニットやヘッドライトシステムが組まれることでしょうから楽しみですね~ デフ付きに付属しているナンバープレートは4種類ですが実車としてのデーターは 29689は秋田機関区に配属時代はデフ無しで晩年は新潟の坂町機関区でデフが付けられました。 39685は大分局より坂町機関区に移り米坂線で活躍し1971年に廃車後、与野市役所前に静態保存されてます。 69659は戦後、新潟局より延岡機関区に転属され石炭輸送に活躍しました。 79675は未調査です。 貨物用機関車として製造されたキューロクですが晩年は貨物牽引機や入替機のみならず 旧客を牽引して米坂線や川越線で旅客列車の先頭で活躍した万能機ですね。
by nanbu-sl
| 2005-12-22 15:16
| 鉄道模型(N)
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