私的哀歌

今から29年前に仕事の都合で常磐線沿線にある我が街に移り住みました。
当時、独身であった私にとっては仕事の疲れを癒しストレス発散できる酒場を探すことが
当面の課題だったような気がします(笑)

幸いなことに取引先の方の紹介で気に入ったお店に出会うことができ
最近は頻度が少なくなったとはいえ永年通っている馴染みの酒場があります。
昔はビルの地下にあり昼間は喫茶店で夜はショットバーとしてマスターとママで営んでいました。
公共事業の関係で現在の場所に20年前に移りましたが
老舗の酒場として常連客を楽しませてきました。

先月、久しぶりに訪ねたらママの顔が見えません。
数年前、病でマスターが他界してから元気のなかったママが気がかりでしたが
入院しているとのことでした。
一緒に行った友人と近日中にお見舞いに行こうと話をしていましたが
先日、その後の容態はどうかと気になり訪ねたら
先々週の水曜日に亡くなり近親者で密葬をすませたとのことでした。

この地に移り住んで結婚し子供が産まれ、嬉しいこと楽しいことや
仕事での悩みを黙って聞いてくれていたママに感謝すると同時に
最後のお別れを言えなかったことを悔やんでいます。

近々、常連客で「お別れ会」を催すことになっていますが
この街の歴史の灯がまた一つ消えたようで哀しくも寂しいこの頃です。
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by nanbu-sl | 2006-04-24 21:41 | 雑記帳
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